ショーン・タンという作家


こんにちわ、加藤です。

今日は最近、注目している作家、ショーン・タンのご紹介。

私が紹介するまでもなく、illustration誌9月号の表紙を飾った事で、ご存知の方も多いと思います。

チャイニーズ系オーストラリア人、37才

ボローニャ国際絵本原画展で、彼の絵を観た事がある、という人も多いかもしれません。

illustration誌 表紙は「ARRIVAL」という作品の表紙のビジュアルです。
この作品、書店で見つけて、ぜひ、手に取って観てみてください。
絵本売り場にあると思いますが、もはや、絵本の概念を大きく飛び越した作品。
文字の無い本なのですが、実に「読み応え」のある作品です。

となりの本は「The Lost Thing」不思議な落とし物を拾った少年の話。
こちらはショーン・タン自らが監督をしたアニメーション作品が、
今年のアカデミー賞短編アニメーション部門を獲得しています。
すごい人だ〜!
http://youtu.be/5HbM4ffXX6M

よく見比べると、作品ごとに、フォルムの作りかたが、違いますね。
ARRIVALの人物はリアルな頭身、フォルムをしていますが、
The Lost Thingの少年はもう少しカートゥーンよりのフォルムなのです。

それにもかかわらず、すべてのショーン・タンの作品には共通した魅力があります。
不思議な生物、魅力的な街、ちょっと客観的に見続ける視点・・・

ぜひ、書店で見かけたときには、味わってみてください。

加藤タカ